断熱改修の考え方|家に合った断熱計画の立て方

家の断熱改修を考え始めると、
「どこまでやればいいのか分からない」
「費用が読めなくて不安」
という声をよく聞きます。
断熱改修にはいくつもの方法がありますが、
大切なのはその家に合った順番とやり方を選ぶことです。
当社では、断熱改修を次の考え方で整理しています。
① まずは窓断熱|最も費用対効果が高い断熱
住宅の中で、最も熱の出入りが多いのは窓です。
そのため、断熱改修の第一歩として、窓断熱を行うケースが最も多くなります。
窓断熱でできること
- 既存窓の内側に内窓を設置
- 断熱性能の高いサッシ・ガラスに交換
- 玄関ドアを断熱仕様に交換
窓断熱の特徴
- 工期が短い
- 効果を体感しやすい
- 費用対効果が高い
- 補助金対象になることが多い(年度により異なります)
「まず寒さを何とかしたい」という場合、
窓断熱だけで十分に改善を実感できる家も多いのが実情です。
② 次に躯体断熱|工事と同時に行うと効率がいい
次の段階として検討するのが、天井・床・壁などの躯体断熱です。
躯体断熱は、耐震補強や間取り変更など
解体を伴う工事と同時に行うと、最も効率が良い断熱方法です。
- 工事の二度手間を防げる
- コストを抑えやすい
- 家全体の断熱バランスを整えやすい
そのため当社では、耐震・間取り・断熱を同時に行う改修を選ばれる方も多くいます。
③ 壊さずにできる躯体断熱もある
躯体断熱=解体必須、というわけではありません。
工事内容や家の状態によっては、壊さずに行える断熱方法もあります。
天井断熱
天井点検口から天井裏に入り、断熱材を敷き足す方法です。
天井を壊さずに施工できます。
床下吹き付け断熱
床下点検口から入り、ウレタンフォームなどの断熱材を床裏に吹き付ける方法です。
隙間なく充填でき、床を壊さずに施工できます。
壁断熱
壁を壊さず、内側から施工できる断熱材を用いる方法もあります。
部屋単位での断熱改善にも対応できます。
④ 断熱方法は「家ごとに違う」のが当たり前
断熱改修に、ひとつの正解はありません。
- 築年数
- 構造
- 住まい方
- 将来の工事予定
- 寒さの原因
- 予算
これらを整理したうえで、
その家に合った方法を組み合わせることが重要です。
当社では、特定の工法をすすめるのではなく、
「この家には、どの方法が一番合理的か」という視点でご提案しています。
よくある質問(Q&A)
- Q1. 窓断熱だけでも効果はありますか?
-
はい。
熱の出入りが最も多いのは窓のため、
窓断熱だけで体感が大きく変わる家も多くあります。
まずは窓断熱から始めるのが、最も費用対効果の高い方法です。 - Q2. 躯体断熱は必ず壁や床を壊しますか?
-
必ずしも壊しません。
天井断熱や床下吹き付け断熱など、
解体せずにできる方法もあります。
家の状態に応じて最適な方法をご提案します。 - Q3. 断熱工事の費用はどのくらいかかりますか?
-
断熱工事の費用は、方法と範囲によって大きく変わります。
そのため当社では、ご予算をお聞きしたうえで、
その範囲で最も効果が出る断熱方法を整理してご提案しています。
「予算の中で、どこまでやるのが一番合理的か」を一緒に考えましょう。 - Q4. 断熱だけ先にやっても問題ありませんか?
-
問題ない場合もあります。
ただし、将来耐震補強や間取り変更を予定している場合は、
先に断熱だけを行うと、後の工事でやり直しが発生するケースも少なくありません。 - Q5. 相談したら工事をしないといけませんか?
-
いいえ。
相談は「整理するだけ」でも構いません。
今やるべきか、まだ先かを判断するための相談も多くあります。
まとめ|断熱改修は「順番」と「判断軸」が大切
- まずは窓断熱
- 次に躯体断熱
- 家に合った方法を組み合わせる
次回の記事では、岡崎市の実例をもとに、
実際の判断プロセスを解説します。
