施工事例紹介

「百年の旧家を守り次の世代へ」 S様

平成19年度 愛知ゆとりある住まい推進協議会主催
「わが家のリフォームコンクール」にて[すまいる愛知賞] を受賞。

S様と当社は50年来のお付き合い。何度もリフォームの工事をさせていただいているお客様です。今回、息子さんの結婚を機に2世帯住宅にリフォームすることになりました。S様の住まいは築後100年の大きな木造建築。何代にも亘って住み継いでこられた大切な住まいを残したい、次の世代まで伝えたいというS様の思いに共感し、今回のリフォームが実現しました。

20年前にリフォームさせていただいた玄関

2階建と言っても2階部分の天井が低く、廊下を挟んで狭い部屋が7つ並ぶだけの窮屈な間取りでした。既存の天井を撤去し梁を現しにして、明るく広々とした空間が誕生。間仕切り壁の位置も変えて、LDK、浴室・洗面所・トイレ・寝室・子供部屋と納戸を暮らしやすくレイアウトしました。

2階LDK。
複雑な形を持つ梁、束などの濃い茶色はインテリアのアクセントに。スポットライト・ダウンライト・和紙のペンダントなどの組み合わせにより、珪藻土の天井や壁に映る梁の影も楽しめる味わいのある仕上がりになりました。古い素材を活かしつつ若い世代の息子さん夫婦にも気に入っていただける、S様邸独自の古民家スタイルです。

S様が最も気に掛けられたのは、耐震強度のこと。古民家再生の最大の難関ですが、築後100年の建物でも、耐震工事を数多く手がけた丸豊住宅の技術なら、耐震補強が可能でした。もちろん工事は大掛かりになりますが、壁の増設・基礎の補強・金具の設置などで耐震強度をアップさせ、安心して暮らせる住まいにすることができたのです。

100年の時代を越えて住み継がれるS様邸。家族が増えた喜び、愛着のある住まいにずっと住み続けることができる安心感に包まれています。

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